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​里海シェア構想

私たちが掲げる「里海シェア」とは、これまで地域の内側にあった海の恵みや暮らしの知恵を、守りながら、ひらきながら、分かち合っていく考え方です。
黒島の里海は、地域の人だけのものではなく、関わり続ける意思を持つ人とともに守っていける。
住んでいるかどうかに関わらず、海に学び、海を楽しみ、海を守る仲間を増やしていく。
そのために、マリンアクティビティや磯遊び、学びの場、共同作業の機会を通じて、黒島に通い続ける“関係人口”を育てていきます。
私たちは、里海を「消費される自然」ではなく、ともに手入れし、恵みを分かち合う暮らしの場として次世代につないでいきたいと考えています。

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船出プロジェクト

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うにプロジェクト

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マリンアクティビティ

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新規宿「海紡ぎ」

船出プロジェクト

黒島の舟を、黒島の海に
〜海底隆起により船を出せなくなった港から、もう一度船を出す〜

震災による大規模な海底隆起で、黒島漁港は干上がり、船を海へ出す機能を失いました。
海とともに生きてきた黒島にとって、それは日常の断絶そのものです。
私たちは、行政、漁協、専門家、地域住民と協議を重ねながら、漁業に限らない新しい漁港活用のあり方を模索しています。
まずは軽トラックとボートトレーラーを活用した応急的な出船方法の確立から始め、段階的な整備を通じて、再び黒島から安定的に舟を出せる体制づくりを目指します。
“船出”は、単なるインフラ復旧ではなく、黒島の未来へ“漕ぎ出す”挑戦です。 

うにプロジェクト

「磯焼け」の原因となるウニを駆除し、資源へ変える

近年、温暖化や生態系の変化などを背景に、海藻が育ちにくくなる「磯焼け」が各地で課題となっています。
黒島の海でも、豊かな藻場をどう取り戻すかが重要なテーマです。
私たちは、藻を食べるウニの駆除を進めながら、そのウニを未利用資源で終わらせず、商品化や地域資源化につなげる可能性を探っています。
環境を守ることと、地域の生業をつくること。
その両方を両立させる循環を、この海から育てていきます。 

マリンアクティビティ

震災後の海だからこそ出会える景色と、海とつながる体験を

黒島では、海との距離が、暮らしの距離でもありました。
しかし今、その海に日常的に触れる機会は減りつつあります。
担い手不足や高齢化の問題は、単に漁業の問題ではなく、海との関係性の希薄化でもあります。
そこで私たちは、SUP、サーフィン、磯遊びなどの体験を通して、子どもたちや地域内外の人々が黒島の海に触れるきっかけをつくっています。
遊びから始まる関係でもいい。
まず海を好きになることが、守りたいと思う気持ちにつながると考えています。
体験を通じて、海との新しい関わりしろを広げていきます。 

新規宿「海紡ぎ」

〜2026年夏O P E N予定〜

船出前夜。静かに滞在し、自分と向き合う宿

ゲストハウス黒島が、地域と人が出会う「玄関口」だとすれば、
海紡ぎは、自分自身と向き合うための「奥の間」のような場所です。
人と出会い、外の世界に触れたあとに、
一度立ち止まり、自分の内側に目を向ける時間。
黒島の静けさ。
海の音、風の匂い。
手触りのある暮らしの風景。
そうした環境の中で過ごす時間は、
自然と自分自身の問いに向き合う時間へと変わっていきます。
海紡ぎが大切にしているのは、「船出前夜」という時間です。
かつて黒島では、北前船に乗り込み、命がけで大海原へと漕ぎ出していった人たちがいました。
また近年においても、この集落を支えてきた多くの元船員の方々が、外国航路へと旅立っていきました。
その船出の前夜、
そこにはきっと、愛する家族や大切な人との別れを惜しむ気持ちと、
未知の世界へと向かう高揚感が、静かに入り混じっていたのだと思います。
雑音の少ない黒島の夜。
静かな町並みの中で、かつてこの地で海とともに生きてきた人々の心情に思いを馳せながら、ゆっくりと、自分自身と向き合う。
これからどう生きるのか。
何を選び、何を手放すのか。
どんな一歩を踏み出すのか。
海紡ぎは、何かを与える宿ではありません。
自分の中にあるものに気づくための宿です。
ここで過ごす時間が、誰かにとっての「船出前夜」となり、
新たな一歩へとつながっていくことを願っています。

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石川県輪島市門前町黒島町ロの67

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